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講義内容詳細

石川秀樹先生 速習!マクロ経済学 講義内容詳細

Part1 経済学の勉強方法と全体像―経済学がわかるコツ―(全3回)

マクロ経済学とは一国経済を分析する学問で、「失業対策として政府はどのような経済政策をすべきか」「日本銀行の金融政策は適切か」など経済ニュースと深い関わりを持ちます。しかし、経済ニュースを見聞きしたり、「日本経済がわかる」風の時事的な本を読んだりするだけではマクロ経済学を十分に理解することはできません。なぜなら、マクロ経済学は経済学という学問の一分野であり、経済学特有の考え方(思考パターン)や説明方法があるからです。
何事にも効率的に学ぶコツというものがあり、経済学特有の考え方(思考パターン)や説明方法こそが「経済学の効率的に学ぶコツ」なのです。第1部では、この「コツ」を伝授します。

第1回 経済学の思考パターン (*速習!ミクロ経済学第1回と同じ内容です) 
第2回 グラフの読み方 (*速習!ミクロ経済学第2回と同じ内容です) 
第3回 古典派とケインズ派


Part2 国民経済計算―日本経済をどう測る?―(全3回)

日本は経済大国だといわれますが、経済の大きさをどのようにはかるのでしょうか。また、物価が上がったとか下がったとかいいますが、物価はどのように計算されるのでしょうか。この部では、このようなマクロ経済統計の計算ルールについて学び、経済統計から何がわかるのかを理解します。

第4回 GDPと物価 
第5回 三面等価の原則 
第6回 産業連関表


Part3 財市場―GDPはどう決まる?―(全4回)

マクロ経済(一国経済全体)では,市場は,財市場,資産市場(貨幣市場・債券市場),労働市場,の3つがあります。これらの市場が,お互いに影響を与えながら,経済は,刻一刻と変わっていきます。
これら3市場の同時検討が望ましいのですが,いきなり3市場を同時分析すると,複雑で大変です。そこで、この部では,財市場の分析だけに集中します。
そして、「45 度線分析」という手法を使って、財市場の需要と供給が等しくなるように国民所得(GDP)が決まることを学び、需要が国民所得の大きさを決めるという有効需要の原理への理解を深めます。

第7回 財の需要
第8回 45度線分析
第9回 インフレギャップとデフレギャップ
第10回 投資乗数・政府支出乗数・租税乗数


Part4 資産市場―金利はどう決まる?―(全6回)

マクロ経済(一国経済全体)では,市場は,財市場,資産市場(貨幣市場・債券市場),労働市場,の3つがあります。これらの市場が,お互いに影響を与えながら,経済は,刻一刻と変わっていきます。
第3部では,財市場の分析だけに集中するため資産市場で決まる金利(利子率)は一定として、国民所得がどのように決まるかを分析しました。しかし、実際には金利(利子率)は刻一刻と動いており経済に影響を与えます。そこで、この第4部では金利(利子率)がどのように決まるかを考えます。これは、金利(利子率)が国民所得にどのように影響するかを考える第5部のIS-LM分析という最重要論点の基礎となるテーマです。

第11回 貨幣と債券
第12回 貨幣供給
第13回 利子率の決定
第14回 投資の限界効率
第15回 金融政策の効果
第16回 古典派の利子論・貨幣観


Part5 IS-LM分析 ―GDPと利子率を同時に考えたい!―(全4回)

マクロ経済(一国経済全体)では,市場は,財市場,資産市場(貨幣市場・債券市場),労働市場,の3つがあります。これらの市場が,お互いに影響を与えながら,経済は,刻一刻と変わっていきます。
第3部では,財市場の分析だけに集中するため資産市場で決まる金利(利子率)は一定として、国民所得がどのように決まるかを分析しました。しかし、実際には金利(利子率)は刻一刻と動いており経済に影響を与えます。そこで、第4部では金利(利子率)がどのように決まるかを考えました。
この第5部では、財市場と貨幣市場の相互の影響を考慮するために、2つの市場を同時に分析するIS-LM分析を学びます。このIS-LM分析は、第6部での重要論点であるAD-AS分析、第7部での重要論点であるIS-LM-BP分析の基礎となるマクロ経済学の最重要テーマです。しっかりマスターしましょう。

第17回 IS-LM分析
第18回 金融政策の効果 
第19回 財政政策の効果 
第20回 公債の経済効果


Part6 AD-AS分析、IAD-IAS分析―物価も同時に考えたい!―(全5回)

マクロ経済(一国経済全体)では,市場は,財市場,資産市場(貨幣市場・債券市場),労働市場,の3つがあります。これらの市場が,お互いに影響を与えながら,経済は,刻一刻と変わっていきます。
しかし、3つすべてを考えると複雑なので、第3部では財市場だけを、第4部では貨幣市場(資産市場)だけを分析し、第5部のIS-LM分析では財市場と資産市場を分析しました。このように今までは労働市場を分析せず、労働市場との関係で決まる物価は一定と仮定しました。
この第6部では、いままで分析を避けてきた労働市場を分析し、労働市場との関係で決まる物価についても変動するものとして扱います。

第21回 労働市場
第22回 AD-AS分析
第23回 古典派体系とケインズ派体系 
第24回 インフレの種類と効果 
第25回 フィリップス曲線
第26回 IAD-IAS曲線


Part7 IS-LM-BP分析 ―円高・円安の影響も考えたい!―(全6回)

 第5部のIS-LM分析や第6部のAD-AS分析は閉鎖経済を仮定し海外を考えませんでした。しかし、円高、円安などの外国為替レートの変動は日本経済に大きな影響を与えます。そこで、第7部では、財市場と資産市場を同時分析するIS-LM分析に海外をも考慮するIS-LM-BP分析を学びます。ただし、単純化のため、労働市場は分析しないこととし、労働市場との関係で決まる物価は一定と仮定します。
他に、消費、投資、景気循環、経済成長の論点を学びます。

第27回 国際収支と外国為替レート
第28回 IS-LM-BP分析
第29回 消費
第30回 投資 
第31回 景気循環 
第32回 経済成長